『Battlefield 1』の発売日やゲーム内容は?現時点の情報まとめ

5月7日に発表されたEA DICEのシリーズ最新作『Battlefield 1(バトルフィールド 1)』。ナンバリングタイトルとして2013年11月にリリースされた『Battlefield 4』以来のシリーズ作品となる本作は、人類初の総力戦となった第一次世界大戦が舞台となるタイトルです。

そこで今後の国内10月発売を見据え、現時点で公開されているスクリーンショットやマルチプレイ情報、シングルプレイ情報などをひとまとめにしてお届けします。

■概要

新作『Battlefield』の存在が囁かれ始めたのは、2014年11月にEAのCFOであるBlake Jorgensen氏が、UBSグローバル・テクノロジー・カンファレンスにて「バトルフィールド本来のミリタリースタイルへ戻る」と語ったことから始まります。

当初は『Battlefield 5』と呼ばれていたため、『Battlefield 1』と直接的な関係があるのかが現時点でも未確認ですが(今後ナンバリングタイトルとして『Battlefield 5』が登場する可能性があるため)、同作の動作を確認したBlake氏が「楽しく、新しいバトルフィールドになる」と述べていることから、本作との繋がりがあるかもしれません。

新たに情報が登場してきたのが2016年2月末で、スイスの小売店World of Gamesが掲載した商品情報に「Mehrspieler Taktik Shooter im 1. Weltkrieg」(Multiplayer tactical shooter in WW1、WW1のマルチプレイヤータクティカルシューター)と一時記載されていました。この第一次世界大戦が舞台になるという情報は、多くのシューター作品がSFや近未来をテーマにしていたこともあり、過去の大戦争(Great War、当時の呼び名。日本語では欧州大戦。)がテーマとなる本作への期待と、馴染みのない第一次世界大戦が取り上げられたことによる不安から大きな注目を集めていました。

E3の開催が近づく4月26日には、WW2シューター『Battalion 1944』を開発するBulkhead InteractiveのプロデューサーJoe Brammer氏がTwitterにて「BF5を見たんだけど、とんでもなく興奮したよ」と一時ツイート。このため多くのファンから寄せられた質問から「携帯やApple Watch、デスクトップの通知が全部狂ったよ、質問が多すぎる!」と該当ツイートを削除しています。

そして4月30日には、新作発表のワールドプレミアを5月7日に開催するとEAが告知し、5月6日には兵士の顔をクローズアップしたティーザーが公開。5月7日に、ついに『Battlefield 1』がPC/PS4/Xbox One向けに発表されました。

■マルチプレイ/シングルプレイ情報

本作のマップなど細かな内容は発表されていないもののトレイラーにて、戦車(タンク)の始祖となるイギリスのマークIやアラビアの騎兵(馬)、毒ガス戦、メイスやスコップなどの打撃武器、海軍艦艇(戦艦)、重装兵、機関銃、砲兵戦、飛行船などが確認されています。

シングルキャンペーンは開発者のインタビューによると、世界各地の異なる物語に焦点を当てたものとなり、トレイラーに登場したベドウィン(アラブの遊牧民族)の女性も主人公の一人として登場。一般的に知られることではなく、多くの人々が知らないWW1を描きたかったと語っています。また海外向けトレイラーは、公開から数日で2000万再生を達成し、“いいね”が100万を超える快挙を達成しています(5月27日時点で、再生回数は3512万回以上、“いいね”は175万以上)。

5月11日に公式Twitterにて実施されたQ&Aセッションでは本作の様々な要素が明らかにされました。サーバーブラウザの実装や、長所と短所を備えた数種類の近接武器、キャンペーンモードの搭載、第一次世界大戦で登場した武器アタッチメント、1人/複数人で操縦できる戦車、航空機の部位ダメージによる操縦性の悪化などです。

現時点で伝えられているマルチプレイ情報は、64人対戦に対応し、古典的なゲームモードとまったく新しい物を搭載。収録されるマップの詳細は現時点で未発表ですが、アラビアの砂漠やイタリア側のアルプスなどの存在を伝えていることから主要な西部戦線だけでなく、あまり有名でない戦地も取り上げられるようです。細かな内容は未発表ですがチームプレイを重視した4人構成の“パーシスタント・スクワッドシステム”が考えられているようです。また兵科は、アサルトやメディック、スナイパー、サポートの4種類が挙げられています。ArcheAge RMT

なお、第一次世界大戦に参戦した国家はアメリカやイギリス、フランス、そして日本を含めた連合国側の27カ国と、ドイツとオーストリアオスマン帝国の中央同盟軍側の4カ国ですが、現時点で登場国家は公開されていません。しかしトレイラーでは、ドイツやイギリス、フランスの装備などが確認されています。なおWW1において日本は、中国でドイツが支配していた青島の要塞攻略戦とドイツの南洋諸島植民地の攻略、そして仮装巡洋艦エムデンを含むドイツ東洋艦隊と戦いを繰り広げています。

またGame*Sparkでは、第一次世界大戦の背景や武器、兵器解説記事を公開しているのでこちらもどうぞ。

本作はPC/PS4/Xbox One向けに国内で2016年10月21日に発売を予定。予約特典には、12月配信予定の無料マップDLCへの7日間先行アクセス権と、「Hellfighter」パックが同梱されます。また、国内向けには先行アクセス権が付属する「Early Enlister Deluxe Edition」のリリースも予定されています。他にもEAニュースレターに登録することで「バトルフィールド・インサイダー」に登録するとパブリックベータへの先行アクセス権を手に入れることが出来ます。

 

 

ノンストップで地獄駆ける『SEUM』発表!―ヘヴィメタな一人称ACT

Pine StudioおよびHeadup Gamesは、PC/Mac/Linux向けの新作ゲーム『SEUM: Speedrunners From Hell』を発表しました。本作は『Super Meat Boy』と『Portal』、そして『Quake』を足したような一人称視点プラットフォーマーです。

 

突如家に訪れた悪魔によって右腕を落とされ、ガレージにあった最後の限定版ビールを盗まれたMartyが、悪魔からもぎ取った腕を自身に繋げ、ビールを取り返すために地獄に向かいます。ゲームではジャンプやテレポートなどを駆使し、少しでも速くマップを駆け抜けます。収録される100のレベルには多数のシークレットも隠されているとのことです。

 

地獄のスピードランニングゲーム『SEUM: Speedrunners from Hell』は2016年夏にSteam配信予定です。

『Fable Legends』開発継続か―MSがLionheadスタッフと協議

海外メディアMCVより、Lionhead Studios開発の『Fable Legends』の開発プランが再び進行状態にあるとの噂が報じられています。MCVは3つの情報源から同一の噂を得たとのことで、同スタジオスタッフは「4月末の退社を受け入れる」もしくは「継続して『Fable Legends』の開発に取り組む」ことをMicrosoft側から持ちかけられていると伝えられています。

MCVに『Fable Legends』の現状を語った“情報筋”のひとつは、MS側のこの提案はとある元Lionhead Studiosスタッフがインディータイトルとしてプロジェクト継続を提案したことに起因すると述べていた模様。しかしながら、残る2つの情報源はこの件に関して確認できておらず、公式な続報も伝えられていない状況。MS広報担当はMCVに対し『Fable Legends』開発状況に関する詳細を伝える意向はなく、スタッフとの協議に関しても語ることはないと、コメントを差し控える姿勢を見せています。

Fable Legends』はFree-to-Play採用タイトルとして開発が進められていましたが、去る3月8日に発表されたLionhead閉鎖提案と共に「開発中止」となったことが明かされていました。また、そのクローズドベータテストグリニッジ標準時間2016年4月13日15時に終了し、ゲーム内通貨の販売停止および全額返金についてもアナウンスされています。

Steam新作『Epistory - Typing Chronicles』は幻想世界のタイピング冒険アクションだった

3月31日よりSteamから配信が開始された『Epistory - Typing Chronicles』は、ベルギーディベロッパーFishing Cactusが製作するタイピングゲーム。美しいデザインとアドベンチャー要素をはらみながらも、タイピングによって進行する一風変わった本作の魅力をお伝えいたします。

 

『Epistory - Typing Chronicles』はある作家のが空想する、大きなキツネの上に乗った少女の秘密の物語。本ゲームはページをめくるように展開していくオープンワールドライクなフィールで、あらゆるアクションを素早いタイピングによって解決していくという内容です。

 

戦闘は敵がプレイヤーの分身たる少女に這いよってくるものを、タイピングで射撃して退けるという、クラシカルなタイピングゲームのデザインを世襲したものになりますが、敵との接触はイコールで即死亡。しかしながらも、敵を倒すことで溜まっていく経験値を利用することで、戦闘に有用なスキルを獲得し、強化することも可能です。

 

アドベンチャー要素ではハクスラ的にアイテムを獲得しながら、タイピングを利用し、謎を解決。道を切り開いていきます。物語、ステージともにリニアなゲームですが、イベントやタイピングアリーナなども充実しています。

対応言語は豊富ですが、日本語は残念ながらサポートされいないため、一部のユーザーにはやや辛いところかもしれません。現在はSteamで10%オフの1332円で配信中です。

20周年記念「ピカチュウ」巨大モザイク画―約1万3000枚のTCG使いギネス記録に

株式会社ポケモンのアジア地域以外の事業を担当するThe Pokemon Company Internationalが、『ポケットモンスター』の20周年を記念し、ポケモンカード約1万3000枚を使用した「ピカチュウ」カードのモザイク画を制作しました。

モザイク画は杉森建氏デザインのカードを基にしたもので、英国のアーティストQuentin Devine氏が協力して、750平方フィート(約70平方メートル)の巨大サイズで制作。約1万3000枚を使用した巨大なモザイクアートはギネス世界記録に登録されたとのこと。この巨大な「ピカチュウカード」のモザイク画はフランスのパリで公開されているそうです。

国内インディーゲーム祭典「BitSummit 4th」が京都で7月開催決定、ブース出展募集開始

日本インディペンデント・ゲーム協会(JIGA)は、2016年7月9日(土)と7月10日(日)の2日間、京都市勧業館みやこめっせ」で、「BitSummit 4th(フォース)」を開催すると発表しました。日本のインディーゲーム祭典である同イベントは、今年で4回目の開催。発表にともなって、公式サイトがオープン、出展企業の募集が開始されています。

Game*Sparkでも多数の取材記事を掲載した昨年の「BitSummit 2015 Return of the Indies」では、国内外の80作以上の個性的なインディーゲームが展示。5,000人を超えるゲームファンが足を運んだそうです。また、昨年に続いて、海外で数々の大型イベントに展開している「Indie MEGABOOTH」と、「京都府 商工労働観光部ものづくり振興課」がパートナーとして参入するということです。

「BitSummit 2015 Return of the Indies」においては、小規模なインディークリエイターのみならず、SCEMicrosoft、Unityといった大手企業が出展した他、稲船敬二氏や吉田修平氏Valveなど業界人のキーノートも注目を浴びました。

JIGAの発表によれば、2015年は80の出展ブース枠に対して200近いエントリーがあったとのことで、今年も選りすぐりのインディーゲームが集まることになりそうです。

『The Division』海外向けトレイラー、発売後1年目に配信されるDLC/アプデ情報

発売が近づくMassive Entertainment開発の最新作『Tom Clancy's The Division(ディビジョン)』。本作のDLCやアップデート情報をまとめた海外向け最新トレイラーが公開されています。

今回の映像で紹介される追加コンテンツは、本作の発売後1年間「Year One」内に配信されます。第1弾アップデートが4月より配信され、第2弾アップデートが5月、第1弾拡張パックが6月と段階的に新規要素が配信予定とのこと。

1.1アップデート「Incursions」:4月配信
無料アップデートとして配信される「Incursions」では、Co-op協力プレイに特化したハイエンドアクティビティを導入。ハイレベルのギアと武器を獲得できる。また、同パーティ内におけるアイテムのトレードシステムも追加する
1.2アップデート「Conflict」:5月配信
円形広場として知られるコロンバスサークルにハイエンドアクティビティ"Incursion"が導入され、新たなダークゾーン機能も追加。第1弾アップデートと同じく無料で配信される
第1弾拡張「Underground」:6月配信
最初の拡張コンテンツ「Underground」では、プレイヤーがニューヨーク地下に存在する未知の暗黒街を探索可能に。トンネルや地下鉄といった無限の迷路を他のエージェントとプレイ可能
第2弾拡張「Survival」:2016年夏ごろ配信
生存に不可欠な物資を集めて、非常に過酷な環境で生き抜くサバイバルが追加される
第3弾拡張「Last Stand」:2016年冬ごろ配信
冷酷な脅威との戦いを描くチャレンジングな拡張コンテンツ
シーズンパス所有者向けに装備やスキンといったコンテンツ、シーズンパスイベントが配信予定

 

『The Division』はPS4/Xbox One/PCを対象に、海外で3月8日、国内では3月10日より発売予定。なお、上記アップデート/拡張コンテンツの国内配信時期については不明です。